バーハンドル取り付け
〜見た目もだいぢ〜



走る部分ぢゃなかったの?
前週のオフ会でGアクにコテンパンに負けて、走る部分に注力するよーなコトを書いておきながら、全然違うコンテンツ(自爆)。実はこのパーツ、発注したのが7月中旬だったのだけど、タイミング的にショップ側も台湾から取り寄せることになってしまったり、後述する加工に出したりしてたので、やっと取り付けできるよーになるまでこんなにかかってしまった。モノは順序だ。

ハンドル交換の意味
マジメに考えると、体格や好みの個人差を調整する為とゆーコトに、異論はないと思う。が、バイクのハンドルとゆーのは、パっと見たときにかなり目立つ部分で、ココが違うと全体的な印象が変わる。そのせいか、街を走るデカスクの半分くらいはバーハンドルにしてるんぢゃないか?ってイキオイで交換されている。で、中には見た目の部分をより重視しているとゆー車両もあって、ライザーポストとドラッグバーなんていう、ハーレー以外では見たこと無いよーなのにしてたフュージョンも、渋谷駅近くで見たことある。ちなみに、Nap's世田谷のハンドル売り場には、元の位置から4cm以上変わる場合は構造変更の届け出さないとダメよ、みたいなコトが書いてあったので、あのフュージョンは多分、該当しちゃうと思う。スクーターとは言え、メーカーが想定したハンドル位置って、それなりに考えられてその位置になっているのだろーから、ヒイキ目に見てもハンドル2本分、つまり4cm程度が限度ぢゃないかなー、とゆーのは何となく分かる。「オレはどーしてもハンドルは頭の上にないとダメなんだ」とゆーヒトが居るのなら、別に止めはしないけど、物理的にも法的にもモンダイないよーにしといた方が良いと思う。

ハンドルポスト
小ネタのページにちょっと載せたけど、このポストの黒色とゆーのは見つけられなかった。国内だと ハリケーンカメレオンファクトリー の他、 ショップオリジナルでもいくつかあるみたい。 キタコ武川 でもカタログには載っているのだけど、 コレらはどーやら台湾製のモノのOEMか、日本代理店として扱っているよーだ。ヨシムラさんは、台湾メーカーが作成しているモノを輸入販売している、 EURO-MAX とゆートコロの通販で買った。オリジナルの製品のバフ仕上はけっこー優秀で、目視で分かるキズは皆無だった。この写真だと分からないけど、何故かYSPと刻印してある。ロゴも日本のYSPにそっくり。ココはタコメーターを貼り付けてしまおうと思っているので、どっちでも良かったのだけど、こーゆーセンスがヤケに台湾風でナゴむ。黒色はアルマイト加工で、 吉崎メッキ化工所 とゆートコロに持ってってやってもらった。ちなみにアルマイト加工を行ってくれそうな業者は、電話帳のアルミニウム表面処理の項で探すとけっこーあるとの事なので、そーすれば良いと思う。
EURO-MAXのページに掲載されている写真を見ても、裏側がどーなってるんだかよく分からないけど、どーやらステムと結合する首の部分、上部の化粧カバーの部分、ハンドル自体を咥えるクランプ部分に分割されるみたいだ。この予想は当たりで、首の部分に化粧カバーがいくらか被さる格好になる。写真は化粧カバーを裏返したトコロ。なんでこんなコトを気にしてたかとゆーと、ノーマルハンドルの樹脂カバーを外すと分かるけど、ワイヤーやハーネスを通すため、化粧パネルがかなり大きく切欠いてある。こーゆートコロがそのままになってると途端に「ビンボー臭い」仕上がりになってしまうので、Webや雑誌、実車をイロイロ見比べてみて、コレが一番気に入った。いくつかのメーカーは、この大穴をある程度塞ぐために、樹脂や金属カバーを付属させてるのもあるのだけど、そーゆーのってどーしても浮いた印象になってしまいがち。ま、この辺は好みのモンダイ。

ノーマルハンドル取り外し
外すこと自体は「見れば分かる」レベルだと思う。注意すべきは、前ブレーキ用のマスターシリンダーをあんまり傾けると、ブレーキフルードがこぼれてしまうので、適当に固定しておくこと。ブレーキフルードは塗装に付くと変色しちゃうし、人間にも多少有害なので注意。他にはワイヤーやハーネスの取り回しを記録しておいて、交換後の参考にすると良いと思う。ヨシムラさんのコマジェは タコメーターを付けてて 、 その配線の都合でカウルも左右ともに外してしまったけど、そーゆーシガラミが無ければヘッドライトの化粧パネルと、左右どちらかのカウルを外せば良いと思う。

左右スイッチの加工
ノーマルハンドルの化粧カバー内部には、ハンドルスイッチから伸びるハーネスのコネクタも収まっている。このコネクタは防水タイプではないので、配線を延長してインナーパネル内側に移動させた方が良い。ってゆーかそのままだと多分アブナイ。こーゆーコネクタとかスイッチとかって、少し水がかかった程度だと別にモンダイ無いから、何となくだいぢょーぶなんじゃないか?とゆー気になるモノだけど、いつか必ず腐食するなり漏電するなりする。配線は全部で20本くらいあるからけっこーメンドクサイのだけど、 感電しちゃうよかマシ。ヨシムラさんは手持ちの配線の残りの長さを、必要な本数で割り算したら、16cmづつしか取れなかったのでその長さにした。延長はハンダと熱収縮チューブを使った。こーゆー、束になってる配線を全部延長する場合、ハンダ付けした部分ってどーしても太くなっちゃうんで、少しづつズラして切断して、同じ長さの電線を繋ぐと、 太くなっちゃう部分が分散されるんで収まりが良くなる。右の写真はクリックで拡大。

車体前側のスイッチのハウジングには、回り止めのボスが立ってる。ノーマルハンドルにはこのボスが嵌まり込む穴が開いているのだけど、これも何らかの処理をする必要がある。ハウジングは軟弱なので、そのままボルト締めると多分ハウジングが割れてしまう。ハンドルの位置が素直に決められるのなら、ハンドルに穴を開けてノーマル同様に取り付けるのがベスト。ヨシムラさんはハンドルの角度を多少変えられる余地を残しておきたかった事と、今後何かを変更する時に、また穴を開け直すのはイヤだった事から、ボスを削り取った。丸棒ヤスリで片方5分くらいで削れると思う。この中にはスイッチが入るので、削り粉は除去しておくこと。写真クリックで拡大。

入念な構造が裏目に
ノーマルハンドルはクランプがステムの締め付けと回り止めを兼ねているけど、今回買ったのはクランプが別になってる。回り止めのボルトは、
  1. ステム穴開け
  2. 回り止めボルト用穴開け
  3. すり割り(ステム穴の締め代を確保するため、円を切断する加工)
  4. 回り止めボルト用タップ切り
の順番で作成され、最後に入れられるハズだと思う。でも、「3」と「4」を逆に行って、ネジ山にすり割りしたときのバリが残っていたんぢゃないんだろーか?と、ゆーのも回り止めボルトは途中までは手で回して緩められたのに、残り1cmくらいのトコロで噛みこんでしまった。しかも並みの噛みこみではなく、またもや鉄パイプ持ち出すくらいに噛み込んだ。ステムが入る穴は、それなりの精度で作られているハズなので、ここに鉄パイプ突っ込むワケにはいかないし、けっこー苦労。結局、ハンドルクランプも組み立てて、ノーマルハンドルのグリップが付くあたりに取り付けて固定し、ボルトは毎度おなじみのエクステンションバー付けて抜いた。普通、ネジを締めるときに山を壊してしまうのは、締めたヒトのせいなのだけど、緩めるときに山を壊してしまうのは、作ったヒトのせい。どっちにしろ抜くしかないので、ネジ山が壊れるのは覚悟の上で無理矢理抜いた。

このボルト特殊ぢゃん(涙)
先端1cmくらいはネジ山が完全に埋まってしまった。何かテキトーなボルトがねーかなーと思い探してみると、六角ボルトで多少短いけど、M10のボルトがあった。一応並べてみると、ピッチ(山と山の間隔)が違う。仕方ないので近所のホームセンターに行ってみると、元々付いていたボルトはピッチが1.25mmとゆー事が判明。M10で長さ50mmというボルトは数種類売っていたのだけど、ピッチは全部1.5mmだった。ハンドルポストのネジを受ける側も当然壊れてしまっているので、タップも買わないとならないのだけど、やっぱり1.25mmピッチのモノは無い。仕方なくホームセンターをハシゴして、2軒目でタップは買えたけど、ボルトは見つからなかった。ダイスでボルトを修正する事も考えたけど、ボルトと同様に、M10で1.25mmピッチのダイスは2軒とも在庫してなかった。夕方から渋谷に出掛ける予定だったので、ボルトは東急ハンズにでも行けば売ってるだろうと思い、取り合えずタップだけ買って帰った。

回り止めボルトを無理矢理引き抜いてしまったので、ステム穴の回り止めボルトの取り付け位置周辺が変形してしまっている。中にせり出してきてしまっているので、普通にポンと置いただけでは入っていかない。少しずつ削って修正するしかないのだけれど、あんまり削るとガタガタになってしまうので慎重に。「現物に合わせてどの辺が当たっているのか確認->削る」を繰り返す。

やっと入った。この後、ネジ山をタップで修正して続行。買い物して修正してで2時間くらいかかった。どのくらい削るとガタガタになっちゃうか?なんて説明できない。商品紹介のページには「整備士または経験の有る方と取り付けして下さい」と書いてあったけど、こーゆーイミだったんだろーか?(笑)

他を進めてしまおう
どっちにしろ一度組み上げてから試走して、ハンドルセンターを合わせるときにまたバラさないとならないと思ったので、回り止めのボルトは無しで組んでしまうことにした。駐車しとく分にはモンダイなかろう。グリップはノーマルを使うので左側を取り外すのだけど、左側は接着されてた。細いマイナスドライバーを突っ込んで、接着剤だけを剥がすとゆーか切るとゆーかするのだけど、ヨシムラさんみたいに純正品が気に入ってるとかの理由が無ければ、社外品を買ってしまうほーがはるかにラク。今回は成功したけど、あんまりベッタリ接着されている場合は、外せない事もある。

配線処理
延長した配線は、カウル左側でこんな感じでコネクタが宙ぶらりんになるように吊っておいた。てきとーに吊っておくことで、ハンドルを切ったときの遊びの確保と、コネクタがインナーパネルに当たっていると、振動でコトコトと音がするのを防止する。配線は全て16cm延長したのだけど、こうして吊っておくにはちょうど良かったみたい。なので、延長は15〜20cm程度が良いと思う。それよか短いとこの位置に吊っておくことは出来なさそうなので、音を防止するにはコネクタにスポンジテープをグルグル巻きにするなんて事になっちゃうし、長いとかなり余ってしまう。余った配線は異音以外にも、 擦れて断線なんて事になりかねない。モノゴトはホドホドが良いのだ。これも写真クリックで拡大。

全部組む前の確認事項
後はハンドル自体とカウルを組めば一応は完了。でも、こーゆー時は一気に全部組んでしまわないで、いくつかチェックしながら組む。
  • ライトとかウインカーとかはちゃんと点く?
  • ブレーキ引き摺ってない?
  • アクセルワイヤーはちゃんと戻ってる?アイドリングは普通?
  • 上の3つはハンドルを一杯に切ってもだいぢょーぶ?
  • ハンドル切ったらどっかに当たるとかってない?
  • 締め忘れたボルトは無い?ガタガタしてない?
といったトコロ。走ってていきなりハンドルが抜けるのはかなりイヤンなので、十分注意して行うこと。

取り合えず完成
この時点でまだ回り止めのボルトが入手出来ていなかったし、ハンドルセンターもこれから調整しないとならないので、完成では無いのだけど、一応こんな印象になる。ハンドルバーはハーディ製の、インミディというものを使用した。ヨシムラさんはノーマルよりもハンドル1本分くらい低くしたかったのだけど、結果的には1.5本分くらい低くなった。ハンドルスイッチからインナーパネルまでの配線は、100円ショップで売ってたコルゲートチューブとタイラップで処理。コルゲートチューブは12mmと9mmが売ってて、両方買ったのだけど、9mmだとちょっとキビシイみたいで12mmの方を使った。

気になる各部のクリアランス
ハンドルが低すぎると、左に一杯に切ったときにマスターシリンダーがメーターパネルに当たってしまうかも、と思っていたのだけど、コレはモンダイ無かった。写真は実際に左に目一杯切った状態で、数センチはクリアランスが確保出来てる。これも選ぶハンドルの幅で変わるハズ。

インナーパネルとのクリアランス。15mmくらいかな。

最終的な寸法
ハンドルの取り付け角度などでも多少変わってしまうと思うので、参考程度に。ヨシムラさんは、横から見てハンドルバーの立ち上がり部分とフロントフォークが大体同じ角度になるよーに取り付けた。とーぜん、もっと起こせば高くなるし、寝かせば低くなる。高さはセンタースタンドを掛けて空車状態で、バーエンド中心部までを巻尺で測定。車高が変わっちゃうよーな事は特にしてない。巻尺なんで5mmくらいはゆうに誤差があると思う。幅は、上から見てグリップの最外部(バーエンドを含まない)を、巻尺で測定。誤差は多分同じくらい。

ノーマル
YSP?ハンドルポスト+ハーディ・インミディ
高さ
1010mm
980mm

670mm
730mm
高さに関してはほぼ狙い通り。ハーディは、インミディよか高いのが2種類、低いのが1種類の合計4種類がある。Nap's世田谷で見比べたところ、大体ハンドル1本分くらいづつ違うみたいなので、ミディアムを選べば多分ノーマルと同等になると思う。カタログ上は、ミディアムとインミディの高さの差は50mmとゆー事になってるのだけど、実際はそんなに無さそうに見えた。この辺は、メーカーによってもどこ測るかとか、どーやって測るかとか違う可能性もあるし、勿論誤差もあるので、合わせてみないと分からない部分もある。アタリマエだけど、使うハンドルポストが異なれば、また違う結果になる。幅がちょっと広くなってしまったけど、走ってみて気になるよーだったらパイプカッターで切ってしまおうと思う。

でも未完成
回り止めのボルトが入っていない状態なので、ハンドルポストのクランプ締め付け用の2本のボルトでしか締まっていない。取り合えずこの状態で、十分注意しながら少し走ってハンドルセンターを合わせる。クランプ締め付け用の2本のボルトは、化粧カバーとインナーパネルの間から工具を差し込めるのだけど、回り止めボルトの方は無理なので、どっちにしろ一度バラす必要がある。で、モンダイのボルトは東急ハンズにも売ってなくて、結局Nap's世田谷の1Fレジ前で見つけたのが、日曜日の夕方6時。時間切れになっちゃった。だもんで まだロクに走ってない。

気をつけて作業しないとアブナイよ
内容的には単なる交換なのだけど、そーゆー作業こそ、ちょっとした経験の差って出ると思う。配線は全部同じトコロで切っちゃダメとか、コネクタは異音の原因になるとか。前回に続いて重要保安部品をバラす事になるので、見た目の派手さに惑わされず、1つづつ確実に。


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