フロントブレーキフィーリング向上
〜作りかけ&続きは来年?〜



ブレンボの威力
ある意味8月のオフ会 は、ヨシムラさんとこのペェジの方向性を決定付けてしまったのかも知れない。あの時、EUROヤマハのAEROXとゆーのに試乗させてもらえる機会があったのだけど、そのAEROX、エンジンはまぁ、チャンバー付けてキャブ換えた2サイクルとゆー感じだったのだけど、それ以上にビックリしたのが車体周り。ブレーキもサスペンションも何だかパッツンパッツンで、慣れるまで人間の方が先にマイってしまいそーな感じだった。AEROXは車高も高いので、80ccくらいのモトクロッサーみたいな印象だった。で、そのAEROXは純正ブレンボキャリパー(JOGと同じモノらしい)とステンメッシュホースが付いていた。その時は「こんなにパッツンパッツンなのはちょっとなー」と確かに思っていたのだけれど、やっぱりアレだけフィーリングの違うのに乗ってしまうと、コマジェのブレーキタッチが何だか頼りなく感じてしまってもいた。ソコに持ってきて、 クサレ縁のマジェ250乗り がブレンボキャリパーに換えたのを知ってしまった。これはいっちょヨシムラさんもブレーキチューンしてやろーぢゃないのさ!と、プランを考え始めた。

コマジェのブレーキバランス
コマジェのフロントとリアのブレーキバランスは、かなりフロント指向だと思う。ノーマルでもフロントはかなり効く。その割りにいわゆる「カックンブレーキ」では無いので、操作に気を使う必要もない。ただ、リアは熱容量が不足しているよーで、2時間くらい走ると相当キビシイ。一度鎌倉までヨメさん乗せて行ったときは、4時間くらい走ったらキーキー言い出すは全然効かなくなっちゃうはで、それ以来リアはあんまり信用してない。ヨシムラさんは普段はほとんどフロントブレーキしか使わない「ズボラな乗り方」なので、それでスゴイ不都合なワケでは無いけど、ホントはリアを先に何とかすべきだと思う。

ヤマハのキャリパー
ノーマルのキャリパーは、フローティングマウントの片押し2POT。コストもかからないし穏やかな特性になるので、コマジェのキャラクターには良く合っていると思う。ヤマハのキャリパーって最近はこの片押し2POTか、対抗4POTのどっちかしかないみたい。昔はどーだったかとゆーと、RZ-Rあたりが現役だった頃までは、対抗2POTが主流だったみたい。こんな感じで形式はイロイロあるのだけれど、フロントフォークへの取り付けピッチは何故か86mmと100mmの2種類がほとんど。RZ-Rあたりのオーナー達の間ではこの事実を利用して、対抗4POTをボルトオンしてしまうのがけっこー人気のあるチューンナップらしい。実際の取り付けでは、ディスクの厚さやオフセットも考えないとならないのだけど、どーやらこの辺もほとんど同じサイズに設計されているらしい。

4POTは高いのね
ここまで調べたので、中古品の4POTキャリパーを探して見た。どーやら相場は5000円〜10000円くらいなら買いみたい。でも中古のキャリパーなんてオーバーホールしないと使いたくないので、シールキット買ってパッドも買って・・・なんてしてるとすぐにプラス5000円くらいにはなっちゃいそう。だったら新品ブレンボ買っちゃったほーが精神衛生的に良いと思う。更にコマジェの場合、スピードメーターケーブルが右側にあるので、あまり大きいキャリパーを使う(またはブラケットで取り付け位置を下にずらす)と干渉してしまいそーだ。

そこで目を付けたのが、対向2POTのタイプ。これだと相場はかなり下がって、3000円くらいまでで買えそう。更に調べると対向2POTにも2種類あるみたいで、何とか現役で動いてそーな車種もありそうなので、こっちで探してみた。3週間くらい探して、FZR400用のものを見つけたので1500円で購入。

コマジェに付きそうなキャリパー
調べた範囲でコマジェに付きそうなキャリパーはこの辺り。それ以外にもあると思う。検索エンジンをてきとーに叩いてもイロイロ出てくるけど、 GarageKC のTechnical Noteのペェジが詳しい。但し、前述の通り対向4POTはキャリパーが大きいので、スピードメーターケーブルとの干渉は覚悟が必要かも。
車種
メーカー
形式
備考
TZR250後方排気(3MA),R1-Z(3XC),FZR250(3LN)
スミトモ
対向4POT
3MA,3XC,3LNは色違いのみで同じものらしい。
TZR250R(3XV)


3MA,3XC,3LNと形状似ているがピストン径小さい。
FZR400(1WG),TZR125(3TY),SRX250(3WP)

対向2POT
RZ-R用よりもピストン径大きい。FZX750も同じかも。
RZ-R(51L,52Y,1AR,1XG)


この時期の車種はほとんど共通らしい。SDR200等も同じ。
Y'sギアマジェ250用
ニッシン
対向4POT


ブレーキの形式
さて、対向ピストンとゆーと強力なブレーキとゆーイメージがある。コマジェのノーマルキャリパーはフローティングマウントの片押しタイプなのだけど、このタイプは、
  1. ブレーキをかける。
  2. 油圧でピストンが飛び出そうとする。
  3. ピストンがパッドに当たり、それ以上は動けなくなる
  4. 更に油圧が高まり、それまで動いていたピストンが支点となって、今度はキャリパーがピストンと反対方向に動く。
  5. ピストンの無い側のパッドに、キャリパーの爪が当たる。
  6. ディスクが挟まれる力が発生して制動力となる。
とゆー順番でブレーキが効く。キャリパーが「浮いた」状態で取り付けられて、作用/反作用の力を利用している。一方の対向ピストンはキャリパーが固定されていて、動くのはピストンだけ。つまり、動く部分の損失を無視すれば、パッドにかかる圧力は単にキャリパーピストン径だけで決まる。小学校で習ったパスカルの法則のアレ。ぢゃー何で高性能を求めると対向ピストンになるか?とゆーと、大きなピストンを1つドカンと置くよりも、小さなピストンを複数置く方が、無駄なスペースが少なくなるから。もう1つ、動く部分が少なくなることで、フィーリングがよりダイレクトになる(今回はこれが狙い)。フロントフォークへの取り付け方法も、可能な限りシンプル且つ強固に取り付けた方がフィーリングは良くなる。これはキャリパーサポートも当てはまって、やっぱり無ければ無いに越したコトは無い。ブレンボのラジアルマウントタイプなんてのはこの辺狙っているのだと思う。

ウチの近所のショップって・・・?
ピストンを外すにはエアガンが必要なのだけど、そんなモノ持ってないので近所のYSPに持っていった。ピストン自体も交換が必要かどうか分からなかったので、取りあえず外して状態見てから発注するから、と断ってから外してもらった。店員は無言で作業を始め、ほどなくピストンは外れた。見てみると特に問題無さそうだったので、ピストンの発注はやめてシールキットを頼んだら「外したんで工賃900円頂きます」だって。この行為は法律上かなりグレー。簡単に言うと「事前にサービスの内容や料金を明示しないと金取っちゃダメ」とゆーコトになってる。消費者とゆーのは基本的に保護されているのだ。でもそれを説明するのもメンドクサかったので、ヨシムラさんも無言で払った。どーもこの店員、前から「趣味の延長」でやってる感じがしてた。多分2度と利用しない。

ウチの近所のショップって・・・!
シリンダーは意外とマトモな状態だった。流石に古いモノなので多少の腐食はあるものの、実用上差し支えなかろう。塗装もブレーキフルードのエア抜きの際にブリーザーからあふれたのを拭き取らなかったらしく、浮いてしまっていた。剥離剤買ってきて塗ってみたのだけど、全然落ちなかった。こりゃーサンドブラストにでもかけるしか無いなー、と思ってたら、ふと近所の四輪のチューンナップショップにブラストマシンがあるのを見つけた。ダメ元で頼んでみると、快く引き受けてくれた。丁度ヒマだったらしく、「ブラストした後塗装はどうするの?こういう細かいモノを塗ってくれる塗装屋さんを紹介してあげるよ」なんて聞いてもいないコトまで教えてくれた。ちなみにこの crux とゆートコロは、軽のチューンナップではかなり有名らしい。中でもスズキのカプチーノを得意としているみたいなのだけど、店の主人は「別にそれだけやるつもりぢゃないんだけど、やっぱり集まっては来るね」とゆーコトだった。現にヨシムラさんなんざ、全然違うモノ持ってったワケだし。

ちなみにこのお店の場所、以前はイタ飯屋だった。ウチから徒歩1分くらいだし、けっこーウマかったんでお気に入りだったのだけど、移転してしまってちょっとガッカリしてた。その後現在のショップが入ったのだけど、その頃はコマジェも無かったし「イタ飯のほーが良かったなー」と思ってた。でも今回お世話になって、しかも一見なのに懇意にしてもらって「あぁ良かった」と思った。ニンゲンは勝手なモノだ(笑)。

その間にピストン磨く
キャリパーをサンドブラストに出している間にピストンを磨いた。左が磨き終わったもの。最初に灯油で大方洗っておいてから、ごく微量のコンパウンドで磨くときれいになる。当然サイズが小さくなる程磨いてしまってはイケナイ。

仮フィッティング
ホントは買ってすぐに行っているので、話の順序がちょっと前後してる。今回のキャリパーは Master という中古のパーツ屋さんで買ったのだけど、そこのにーちゃん曰く「4POTだと大きなディスク用に設計されているんで、パッドが部分的に当たらなくなっちゃうんぢゃない?」とゆーコトだった。コレも2POTを選ぶコトにした理由の1つなのだけど、やってみないとホントのところはワカラナイ。FZR400のキャリパーは、これ以上無いってくらいにコマジェのディスクにピッタリの位置に収まるよーだ。

早すぎる「良いお年を」
ここまで出来たトコロで、仕事の都合で1ヶ月ほど出張するコトになってしまった。最後まで拒んだのに(涙)。クリスマスの頃には帰ってこられるハズなのだけど、そんな時期になると部品頼んだりしても年明けまで来ない、なんてなりかねないので、若しかすると、しかもかなり高い確率でコマジェに手をかけられるのは、今年はコレが最後かも。と、ゆーコトはこのペェジの更新も最後になるとゆーコトで、いささか早すぎる気もするのだけど「良いお年を」になってしまうかも。

その2


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